日本の石橋を守る会「総会」と「現地見学会」スナップ写真


 
大会は令和6年5月18日(土)~19日(日)熊本市~御船町~山都町~美里町にて
(18日総会・記念講演・現地見学会・意見交換会、19日の現地見学会)
日本の石橋を守る会第45回大会第1日目は、熊本市国際交流会館において13時から開催され、記念講演のあと、(一社)一新まちづくりの会皆様のご案内で現地見学会へ向かいました。
翌日、二日目は貸切バスで現地見学会へ向かいました。
5月18日(土
【総会】
13:00~13:50
(熊本市国際交流会館)
【記念講演】14:00~16:30(熊本市国際交流会館)
講演者:(一社)一新まちづくりの会 毛利秀士様
     :「石橋を活かしたまちづくり」
講演者:日本の石橋を守る会 事務局長 軸丸 英顕様
     :「明八橋と明十橋について」 ~熊本市街地に残る石造アーチ橋~
講演者:山都町 地方創生アドバイザー 下田美鈴様
     :「国宝になった現役の水路橋『通潤橋』」

現地見学会】16:30~18:30
・一新まちづくりの会皆様のご案内で、熊本城下に残る名工「橋本勘五郎」が造った「明八橋」と「明十橋」を、熊本市国際交流会館より徒歩で訪ねました。
【意見交換会】18:30~20:30
・会場:熊本城彩苑内「桜の馬場」レストラン「ぎんなん}
5月19日(日)
【現地見学会】
8:00~13:00
桜町バスターミナルより現地へ向かう
・門前川眼鑑橋
・下鶴眼鑑橋
・通潤橋
・霊台橋
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  第45回大会は、熊本市で開催され、現地見学会においては、熊本県を代表する石橋6橋を訪ねました。
 昨年9月、「通潤橋」が土木構造物として初の「国宝」に指定されました。石橋を愛する者にとって大変嬉しいニュースでした。
 今回の現地見学会は、1日目に「明八橋」と「明十橋」、2日目に「門前川眼鑑橋」、「下鶴眼鑑橋、そして、国宝「通潤橋」を訪ねた後、霊台橋へ向かいました。
「門前川眼鑑橋」以外は、名工橋本勘五郎が携わった石橋になります。
両日とも熊本県を代表する石橋を訪問して、石橋ファンにとっては堪らない二日間だったことと思います。

※「門前川眼鑑橋」(架橋:文化5(1808)年)の石工について
  肥後の石工と言えば、「種山石工」の存在が有名ですが、肥後の石工の中で、最初に活躍した石工集団「仁平グループ」のリーダーである石工「仁平」がいました。
「仁平」は、加藤清正が熊本城を築城した時、連れてきた近江(滋賀県)石工の子孫で、長崎で石橋の技術を習得しました。
  「門前川眼鑑橋」は、その「仁平」亡き後、熊本市北区植木町の「豊岡の眼鏡橋」(架橋:文化5(1802)年)の後に架けられた石橋になります。
石工は「理左衛門」で、仁平の弟子になります。
現地で上塚理事より説明がありましたが、橋のアーチ・リングを形成する一つ一つの輪石(迫石=せりいし)の間に太柄(ダボ、輪石一つ一つを結びつけるクサビ)がはめ込まれているのが特徴です。
 (一社)一新まちづくりの会の皆様方には、記念講演、現地案内等、大変お世話になりました。
両日とも成功裡に終わり、大変充実した総会と記念講演会、現地見学会となりました。
一新まちづくりの会の皆様方、ありがとうございました!

発信:2024/05/26


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