日本の石橋を守る会「総会」スナップ写真


 
平成27年5月16日(土)~17日(日),福岡県八女市にて
(16日総会,17日現地見学会)
記念講演
総会(13:00~) 会場の外には
 平成24年北部九州豪雨による
 石橋等の被災状況の写真が
記念講演(15:00) 「上陽の石橋を守る」
講師:(株)建設技術センター 武末博伸氏
石橋を守り方の秘策,石橋に子孫を!
夕べは意見交換会
美味い料理と酒を囲み
石橋への熱い想いをとめどなく
翌日は現地見学会
矢部川沿いには24kmに及ぶ用水路
マウスオンは須崎橋の跡
古須崎橋(長:9.4m,幅:2.4m)
すぐ上流に堰(マウスオン写真)
学びの館(旧隈本家住宅)
注目したのは石垣の積み方
洗玉橋(長:32.5m,幅:5.0m)
和太鼓童衆~WARABESHU~による和太鼓演奏
迫力ある太鼓の響きとともに,石橋の叫び声も聞こえてきそう。めがね橋の別名に太鼓橋,太鼓橋で和太鼓,何とも粋な取り合わせ。素晴らしい演奏に感謝。
熊野宮参道橋(長:5.3m,幅:2.2m)
神社参道入り口の放生池に架かる
宮ヶ原橋(長:46.0m,幅:3.6m)
「ひ・ふ・み・よ橋」の 「よ」で「4連橋」
 八女市上陽町のひふみよ橋を守る会の皆さまのおかげで,充実した2日間を過ごせました。お世話になりました。上陽町には「ひ・ふ・み・よ橋」 と呼ばれて親しまれている「洗玉橋(一連橋),寄口橋(二連橋),大瀬橋(三連橋),宮ヶ原橋(四連橋)」をはじめ,多数のアーチ石橋が残っています。しかし,平成24年7月の九州北部豪雨で傷ついた石橋も多く,今後の対応が課題となっていました。この度,八女市は文化遺産の保護や観光振興の観点から宮ヶ原橋の現地保存することを決定。ただ「残す」だけでは石橋を「守る」ことにはなりません。豪雨対策には河川拡幅が必須,石橋を現在地に残すには河川バイパス等新たな設備も必要です。「残すだけでは守ることにはならない」と言う意味,やっと理解できたようです。石橋を後世に残す為には,解決しなければならない問題は多いようです。

 来年の総会は日本一の石橋群を擁する大分県宇佐市院内町で開催されることになりました。多くの方々のご参加を期待しています。

発信:2015/05/18(最終更新:2015/06/04)


前のページ 2014年